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あっという間の半年

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気が付くと8月ももうそこです。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。長らくご無沙汰いたしました。

2月10日にローマ~バルセロナ間の新造船取材から戻ると
厳しい現実が待ち受けていました。
それから半年。このブログも書いては消し、書いては放置しの日々でした。

今では、一つのクラスターという存在になっていますが、
苦節20年(私は)、やっと客船でめぐる旅も日本に少し馴染みが出てきたかなという時期でした。
私が1月末にヨーロッパに向かう頃は「中国、香港を経由した人は乗船不可」という
本当にすべての始まりの時期でした。

ヨーロッパから帰国して毎日、朝から夜までテレビに映し出される「ダイヤモンド・プリンセス」と
その混乱した報道。当時は武漢の後が客船で、一般の方には対岸の火事的なイメージでした。
そんな中、対応に当たられた船会社、医療従事者、旅行会社ほか関係者の方には
本当に労いの言葉しかありません。

落ち着いたかと思うと次はヨーロッパ。ヨーロッパ人の友人が多い私は
3月、4月と一緒にロックダウンしていた感があります。
そして、日本も緊急事態宣言。そんな中、我が実家、長崎の造船所での
イタリア客船でのクラスター発生。

600人のクルーのうち150人が陽性になり、医療従事者の多い我が家族や
友人たちのいる長崎には連絡もしずらい状況となりました。
(東京でもこのころが一番緊迫していた頃で、長崎のクラスターご存じない方も。。)

そして、これまた私のことになりますが、友人の病気が3月末に再発して
他の友人3人と闘病サポート。全室個室でしたが都内の中核病院なので
完全武装で届け物やお見舞いに通う日々が続きましたが、
闘病の頑張りむなしく、5月末にお空へ旅立ちました。

医院を抱え、家も緊張感が漂い、私の心も重いままの半年。
まだ東京、国内は感染は止まっていませんが、お天気と郊外のログハウス&田舎生活に
少しずつ慣れてきて、やっと好きな夏を迎えられると、
少し立ち直ってまいりました。打たれ弱くてすみません。

客船は「多くの人が集まって旅をする」という形態が今回未知のウィルスに
狙われてしまいました。クルーズ業界や旅行会社の担当部署は大変な思いをされていますが
私は「ジャーナリスト」を名乗っていたゆえに、
“海という自然を利用させてもらう旅” という大前提を忘れがちに、
どんどん巨大化してゆく客船や、豪華さに力を入れてゆく客船に
何らかの警鐘を鳴らせなかったのか、反省も多くありました。
世界的な未知のウィルスとはいえ、乗客に何かあったときに、港で
対処できるキャパシティーなどを考えた客船誘致をしてきたのかも同様です。
想像をしていなかったこととはいえ。。

さらに現在はまだ世界で約350隻の客船がクルーたちを乗せて海に浮いている
現状があります。見知らぬカリブの島や地中海の海に浮いている客船で
お客さんもおらず、日々過ごすクルーもそんな日が続くと精神的に参ってきます。
ちゃんと彼らの故郷で船から下ろしてあげられないというジレンマも長くありました。
今は国別に船を乗り換えて、アジアやヨーロッパなどに向かっている船も増え
少しずつクルーの下船も進んでいますが、ずっとずっとお世話になったクルーたちが
家族とも会えず、契約が切れているクルーはお給料ももらえず、どんな思いでいるかを
考えると切ない日々を過ごしていました。

早くクルーズが世界中で再就航してほしいですが、まず疲れたクルーが国で家族に会えて、
再び、契約できてプロフェッショナルに働ける状況が来ない限り、なかなか再開は
難しいと思います。
(ちなみに、ほんの一部の客船は欧州内や一国限定で、PCR検査後にクルーズを開始しています。
リバークルーズもしかり)

日本はもともと慎重な国ですし、やはりダイヤモンド・プリンセスでのクラスターの
イメージが大きかったので、苦戦を強いられるかもしれませんが
他の産業と同じく、一般の方にワクチンがいきわたり、治療薬も完成するというのを
待つしかありません。

でも、個人的には私は海に親しみながら、船上でいろんな国の乗客やクルーと
出合いながら、知らない土地を訪ねる「クルーズの旅」は大好きですし、
今後とも応援していきたいと思います。

医学的にもきちんとした治療や客船で起きうる問題、
そして客船が寄港地や海に対してかけてしまう負担などをしっかりと
見極めながら、これからも応援し、自分も参加していきたいと思っています。

今は日本からはなかなか客船には乗れませんので、
客船の次に好きだったホテルやリゾート(今は東京周辺しか行けませんが)
などをフォーカスしつつ、ホームページも10年近く変更できなかったので、
なんとかこの時期に再度作り上げていきたいと思います。

というわけで、元気ではありませんでしたが、元気にやっております。
東京郊外のログハウスにいる時間もちょっと長くなり、
豆しば、たびくんと、田舎の季節の移り変わりを珍しく眺めています。
これも貴重な時間。

みなさまも、どうぞお体に気を付けて、心もヘルシーで、
過ごせますように。

長くなりましたが、半年ぶり(珍しくないですが)のご報告でした。