» 2011 » 8月のブログ記事

ふらふらと放浪する割に、住む場所はあまり変えません。
日本だけなら5カ所。大学時代はキャンパスが変わるので2か所、
就職してからは1度引っ越しただけ。
今の渋谷にはなんと15年住んでます。
ふうてんのトラさんも、ふらふらしているけれど、
帰るおうちは一つですからね。

家を建て直すなどで、一時的に引っ越したことはあります。

5歳のとき、実家と隣の病院を一緒に建て直したので、
先にできた病院に、家族と住みました。
これはかなり強烈な思い出。

2番目の姉は個室の病室を与えられ、
一番上の姉は受験中なので、大部屋を一人ゆうゆうと。
私と3番目の姉はまだ小さかったので
父と母と大部屋暮らし。

できたばかりとはいえ、ベッドも入った病院(19床なので厳密には診療所)。
みんなで4階の大風呂に入りに行って、
帰りがけに3階の厨房で、プラッシーを飲んで帰るのです。
お歳暮にいただくプラッシーは夢のようなジュースでした。

そのうち、隣の家もできたのですが、病院好きな私は
病気をもらうからと、連れ戻されても連れ戻されても
病院に遊びに行くのです。
受付で看護婦さんたちに遊んでもらったり、
院長室で医学雑誌を眺めたり、レントゲン室で父の頭蓋骨を
生で見せてもらったり……。
私の庭は平和公園、テーマパークは病院と行っても過言でありませんでした。

そしてそれから三十余年が過ぎ、再びクリニックの二階に居候しております。

地震があってから、旦那さんの仕事場と実家のある福生近くのおうちで
過ごすことが多かったのですが、
築30年の、持ち主のいなくなった実家(義父は2年前に亡くなりました)は
鉄筋で大きくて、どうしていいかわからない感じ。
リフォームするかどうか、考えていたころに、
「小さくて、木でできたおうちをつくろう」ということになりました。

30年間の生活がたっぷりつまったおうちのお掃除をすること1年。
骨とう品屋さん、リサイクル家具屋さん、フリーマーケット出店、
ブックオフ、あちこちのバザーに活躍の実家の母の助けを借り、
なんとかおうちも空になりました。
これから解体して、小さなおうちに生まれ変わります。

そして、仮の住まいは歩いて200メートルのところにある
旦那さんの診療所の上。急きょシャワー室を作りましたが、
キッチンもダイニングも寝室もあり、生活が始まりました。
放浪者なので、新しい空間への適応力は大丈夫。

月~木をこちらで過ごし、木~日を渋谷で過ごす2重生活が
本格化です。

基本的に原稿はどこでも書け、打ち合わせも月~木は
メールと電話でこと足りるので、大丈夫です。

ちょっぴり緊張しているのは環境。
長崎は地方都市ですが、大きな道路に近く、車や観光客の多い場所でした。
渋谷のほうが閑静な住宅地ですが、新宿、原宿、渋谷がすぐそこ。

目の前に山が広がり、空がたくさん見える新しいこの環境は
ちょっと今までと違う体験。
ですが、親身になってくれる大工さんや下で働いてくださっている
スタッフの方などのお気遣いをうけ、
ゆっくりと「畑&山ガール生活」が始まりました。

今年はいつもより蚊にたくさん刺され、蝉の死骸をたくさん見ました。

ゆっくりマイペースで慣れてまいりましょう。