のんびりのびのび星人はかしこまったことが苦手なので
「退職」という言葉やら「送別会」などがあまり登場しないような方法で
静かに去っていこうと思っておりました。
会社の送別会も「絶対にしないでね」とお願いした代わりに
金曜日はデザイナーさんや新編集長が「ローストビーフ食べに行こう」と
誘ってくれ、ローストビーフをがっついておりました。
ほ~と、一段落しておうちに帰ると、
「卒業祝い」のお花が……。
「退職」というほど組織に属していたわけではなかったので、
みんながいつか迎える「卒業」という言葉でご挨拶を
していたら、
そんな気持ちを察してくださったのか、そっと届いたお花。
私が新卒で入った出版社の時からお付き合いのある
イラストレーターさんと作詞家の奥様からでした。
いつも貧乏編集部にいたので、安いギャラしかお支払いできないのに、
心を込めて、すてきなイラストを描き続けてくださった
小田切ヒサヒトさん。そしてご夫婦で客船に乗っていただき、
すてきな詞を書いていただいた小田切純代さん。
お二人らしい心遣いに、なんだか本当に卒業を迎えた気が……。
編集部や働く媒体は変わっても、15年近く一緒にお仕事させていただいたことにも
心からの感謝でした。
クリエーターとして、またこれからも一緒にお仕事するのが楽しみです!
小田切さんをはじめ、カメラマンさん、ライターさん、イラストレーターさん、編集者さん……
本当にみなさん、ボランティアのような仕事なのに、快く引き受けてくれました。
本当にありがとうございます!
さて、不穏な「会社の机周り」ですが、
「当面、編集部に来るのは君が多いから、とりあえず
イタリアから帰ってくるまでは、机はそのままでいい」という
上司のお許しが出ました(新編集長が心配してかけあってくれたようです!)。
あぁ、「卒業」どこでなく、留年じゃないかと、
片づけ下手な自分を呪いながらもホッとしました!
(かなり安心しております)
さて、次はパッキングが間に合うか……(汗)